第8回チーム千葉オフ勉強会 報告レポート

今回のチーム千葉オフ勉強会は、「地域医療」がテーマであった。

 チームURA-CIMAメンバーは、税分野やIT分野の関係職員であり、医療分野は専門外のため、両講師のお話しの趣旨を、正しく・上手に報告できない部分もあるかもしれないが、講師が発したキーワードを中心に報告レポートをまとめた。   

 第一部では、千葉県健康福祉政策室の野澤講師による「千葉県における10年後の医療」のご講演であり、千葉県地域医療構想を中心に千葉県の取組みをお話しいただいた。

  県としても、今後の人口推計、現状の医療機関や病床数の不足等の課題を踏まえ、計画的に地域医療構想を進めていくとのこと。 

 県民へのインターネットアンケートの結果として、最期を迎える場所として「自宅」を望む方が35%にのぼり、また延命治療を望まない方が90%近くに達している。とあったが、実情では、在宅医療資源が不十分であること、家族などと「最期の迎え方」や「延命治療」について話し合う機会がまだまだとのこと。ここに行政として取り組むヒントがあるような気がした。

 第二部では、産婦人科医でもあり、NPO法人「親子の未来を支える会」代表理事でもある林先生から、出生前診断や胎児治療のテーマを中心に、ご講演をいただいた。

 先進国の多くでは、ママのお腹の中にいる胎児にも、保険診療が適用されたり、胎児診断・胎児医療を受けられるとのこと。日本では胎児診断はNGで、胎児医療もやっと取組みが始まったばかりだそうだ。

 日本では産まれて0歳となるが、先進国では産まれてきて1歳、胎児も0歳として、立派な「人間」「いのち」という考え方だそうだ。

 とはいえ、胎児診断・胎児治療は、お腹の中の赤ちゃんへの治療になるため、大きなリスクを伴うの事実であり、また病気やそれに伴う障がいを完全治療するというよりは、緩和するという側面の方が大きいとのこと。パパやママにとっては、大きな決断であり、我が子の病気や障がいと向き合う覚悟は必要になるのであろう。 

 また、質疑応答の中で、先生がこう語っていた。

  「行政は、福祉医療や障がい福祉など、実はいろいろな支援や援助をしてくれている。でも、わかりづらい縦割りやセクショナリズムのせいので、医療関係者の私でさえ、知らないことが多い。私は、新たな支援やインフラ整備を作るのではなく、今あるさまざまな支援をわかりやすくまとめ、整理して、その情報を必要としている方々に提供するお手伝いをしたい。」 

 行政マンとして、恥ずかしく、悔しい気持ちで、この言葉を噛みしめた。 

 第一部で「人生の終末期」、第二部で「いのちのスタート」

 今回は、行政マンとして、三児の父親として、そして一人の人間として、「いのち」について考える大いに勉強となる機会であった。